10月19日~25日にかけ、町内の酪農家から預託されていた約1,000頭の牛を町営牧場(二宮牧場、湧洞牧場、トイトッキ牧場)から各酪農家へ戻す「下牧」が行われました。
5月中旬からの5ヶ月に及ぶ放牧によってすくすく育ったたくさんの牛を、色分けされたネックタグとその番号をもとに役場職員や関係者、農協畜産課職員がテキパキと振り分け各戸へ帰っていきました。
誘導される際に興奮して暴れだしそうな牛もいましたが、畜産課職員の熟練のモクシ捌きによって300kg近い牛があっさり家畜車へ積み込まれる様はまさに職人でした。
こうして牛がいなくなった牧場ですが、来年入牧する牛が良質な牧草を食べられるよう広大な草地に肥料をまき、生育が悪い草地は一度耕起して新しい牧草の種をまき直すなどの手入れをし、何十kmにも及ぶ牧柵を巡回して修繕するなど、本町の生乳生産に寄与できるよう次の準備に取り掛かっていきます。